小津安二郎監督/晩秋を見た
小津安二郎さんの晩秋を見た
クリエイター目線で分析する
この作品は
小津安二郎さんの美的感覚が溢れ
50ミリレンズで撮影
この50ミリレンズは
人の目が50ミリレンズの設定である
この作品は
ロバートフランクのアメリカを
一枚作品を感じる
構図色合い
風合い
そして出てくるフォント
文字体が
その時代を全面的に出している
英語表記のコカコーラや
カフェの看板が
その当時の日本と
おしゃれな部分を掛け合わしている
作品
正直物語を鮮明に覚えているものではなく
構図の美しさ
動の中に
静をいれ
余韻を入れて
作品を際立たせている構成である
気になり方は写真家ロバートフランクのアメリカという作品を見て欲しい
その後に小津安二郎の晩秋を見ていただくと同じようなニュアンスのイメージに驚き
面白い発見ができるかもしれない
人物も
人物だけに焦点を当て
要らないものは切り取るのも
ポートレートを撮影する基本であることも理解できる
本質とは何か
感じることができる作品であり
本質を焦点に当てた
映画作品はたくさんあり
その本質プラス監督そのもの
監督
作者が滲み出るのが
アートだと感じる
例えば
何か形にする人であれば
コンセントテーマにそい
本質はなんだと問い
そこから
自らの哲学を落とし込む作業が
創造するということなのだと
今回映画をみた感想
簡潔にいうと
小津安二郎とロバート・フランクの共通点1. 50mmレンズによる視点
• 50mmは人間の目に近い視野を持つレンズ。
• 小津もフランクも、この「リアルな視点」を通して本質を捉えようとした。
• だからこそ、日常の断片が詩的に見える。
2. 構図と切り取りの美学
• 小津映画では、余計なものをそぎ落とし、静の美を作る。
• ロバート・フランクも、スナップの中で決定的な一瞬を切り取る。
• 両者とも、「余白」が語る映画/写真を作り出している。
3. 文字のデザイン・フォントの意味
• 小津の映画に出てくる看板・コカコーラのロゴ・カフェの表記。
• ロバート・フランクの写真にも、アメリカの広告やネオンが象徴的に配置されている。
• 言葉やフォントを「時代性」として作品の中に刻む手法が似ている。
本質にフォーカスするということ
「監督や作者そのものが滲み出るのがアート」
「何を撮るか」よりも「どう撮るか」、
そして「何を削ぎ落とすか」。
それが、ただの映像/写真作品にする力と感じた
またこのようなクリエイター目線での分析をブログで発信する予定です
ここまで読んでいただきありがとうございました!